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つばナビ君の気になるお店 vol.2 八雲の美味しい魚を届けたい!「高木水産」

こんにちは!つばナビ君です。

僕が気になるお店を紹介するコーナー、第2弾です!

今回は、地元で長年親しまれている水産加工業者「ヤマタカ高木水産(以下高木水産)」をご紹介します。

自宅で焼くだけ!手軽にプロの味が楽しめる

はじめに、僕がいつもお買い物している「コアラのお店」にやってきました。
店内に入ってすぐ目に入るのが、ずらっと並んだ冷凍庫。その「高木水産」コーナーには今日もたくさんのお魚が並んでいます。

生鮭、カレイ、サバ、ニシン、イワシなどなど…。どれもすでに下処理済みで「焼くだけ」の状態!これは本当に便利なんです。

「魚は好きだけど、家で捌くのはちょっと大変…」という方にもぴったり。
すでに味付けがされているので、フライパンやグリルで焼くだけで、手軽にプロの味が楽しめます。

さらにうれしいのは、どの商品も食べ切りやすい小分けパックで、しかも真空包装だから冷凍保存もOK。忙しい毎日の中でも、サッと食卓に魚料理を加えられる心強い存在です。

そして何より――これらすべて、八雲町の海で獲れた魚なんです!

地元の魚を、地元の食卓に。
まさに“地産地消”の形がここにあります。

漁師でも魚屋でもないけれど。八雲の海と食卓をつなぐ人

住宅街の一角にある工場兼お店

「なんて丁寧に、手軽でおいしい商品を作っているんだろう!」
気になった僕は、高木水産の高木さんに直接お話を聞きに行くことにしました。

シャッターの奥ではまさに魚の加工中。魚の入出荷以外ではシャッターは閉めっぱなしなので「お客さんにいつ開いてるの?って良く聞かれるんだよね〜」と気さくにお話ししてくれたのは、この場所で営業して3代目になる高木さん。

ご夫婦2人で切り盛りしているそうです。

太平洋(噴火湾)に面した自然豊かな八雲町

北海道・八雲町は、四季折々の魚が水揚げされる“海のまち”。
春にはヒラメやカレイ(マツカワ・ソウハチ・マガレイ・スナガレイ)、カスベ、エビ、ツブなど、秋にはサクラマスや近年注目のブリも揚がります。まさに、海の恵みが豊かな町です。

そんな八雲の魚を日々仕入れているのが、高木水産。
同社は「仲卸業」にあたる立場で、自ら漁には出ませんが、毎朝市場に足を運び、プロの目で魚を見極めて買い付けています。

しかもその買い方が豪快!
「100kgでも200kgでも、いい魚があればまとめて買うよ」と語る高木さん。その日仕入れた魚の大部分は道内の中央市場へと出荷され、道内外の食卓へと運ばれていきます。

漁師さんが釣った魚を、最適な状態で“橋渡し”する仲買人がいるからこそ、八雲の魚は全国でおいしく食べられているんですね。

後日、特別に見せていただいた八雲市場での買い付け。この日は大漁!

「地元の魚が出回らないなんてもったいない!」──高木さんの想い


毎日、市場で八雲町の魚と向き合っている高木さん。
新鮮でおいしい魚がこんなにあるのに、地元のスーパーではあまり見かけない…
そんな現状を「もったいない!」と感じ、自ら魚を加工し、販売するようになりました。

大量に買い付ける魚の一部を自社用に取り置きし、鮮度の良いうちに加工・販売しているのです。

つまり、大量仕入れによる仕入れ価格の低さ+買い付け当日に加工できる鮮度の良さ。この2つが、高木水産の商品が「新鮮で、しかも手頃な価格」で提供できる理由なんです。


加工にも、素材の良さを引き出すためのこだわりが詰まっています。

塩や調味料はできるだけ控えめにし、魚本来のうまみを大切にしたやさしい味付けが特徴です。だからこそ、小さなお子さまにも安心。実際に「高木さんの魚はうちの子がパクパク食べるんです!」というママの声も。

シンプルで飽きがこず、毎日の食卓にも自然となじむ──そんな一品を目指して、今日も丁寧に加工されています。

産直市への出店で、お客さんのニーズをキャッチ

高木水産の商品は町内の小売店にも並びますが、もうひとつの大切な販売先が「産直市(産地直売イベント)」です。

「お客さんに直接売るのが好きなんです!」と笑顔で話してくれた高木さん。
産直市では、商品を手に取った方と直接会話できるため、「こんな魚が欲しい」「もう少し小さめサイズがあると嬉しい」といったリアルな声を聞ける場になっています。

たとえば――
「カレイの唐揚げにぴったりな小ぶりサイズがほしい」
「鮭を一度に食べきれないから、半身より小さいパックにしてほしい」

そんな要望に応えて、高木さんはパックのサイズやカット方法を柔軟に工夫しています。

どの商品にも、「八雲の食卓にもっと“おいしい”を届けたい」という想いが詰まっています。

毎年5月〜11月まで開催されるはぴあ産直市に出店

おすすめ商品 5選

高木水産では時期によって様々な商品を作っていますが、その中でも主力の商品をご紹介します!

①新巻鮭

高木水産の秋の定番「新巻鮭」は、20年以上前から毎年丁寧に作られている伝統の味。

もともとは半身まるごとの販売でしたが、「一度に食べきれない」というお客さんの声に応えて、切り身タイプでの販売に。しかも、数切れずつ取り出せるようにフィルムを挟む工夫まで!

日常使いに便利で、贈り物にも喜ばれる高木水産の新巻鮭。暮らしに寄り添ったやさしさが詰まっています。

②カレイの一夜干し

ご家庭のグリルにぴったりなサイズで、程よい塩加減と干し加減が絶妙なカレイの干物。ぬめり取りや生ゴミの処理といった面倒な下ごしらえも不要で、すぐに焼くだけ。手間なく魚料理が楽しめる、ありがたい一品です。

③鮭トバ

しっとりとした食感がクセになる、半生タイプの鮭とば。冷凍で販売されていて、食べやすさから「つい手が止まらない!」と評判です。コアラのお店で人気の味を尋ねると、「醤油も塩も、それぞれにファンがいて決められない」とのこと。ぜひ2種類を食べ比べて、お気に入りを見つけてみてください。

④塩さば

脂がしっかり乗ったサバは、魚好きにはたまらない一品。高木水産の塩サバは、塩だけのシンプルな味付けなのに、驚くほど旨味たっぷり!ごはんにもお酒にもぴったりで、焼くだけで贅沢な一皿になります。

⑤刺身

ヒラメやブリなど、旬の魚をお刺身で販売。出会えたらラッキーな商品です!僕は初めてニシンの刺身を食べましたが、刺身にできるなんて新鮮さの証拠。脂がのっていて、とっても美味しかったです。

店舗情報

店舗でも直接購入できます。(お支払いは現金のみ)

午前中は買い付けや出荷作業があるので初めての方は午後から行くのをお勧めします。

隣の工場にいる場合はそちらにお声がけください
ご近所の人がふらっと買いに来るアットホームな雰囲気
店舗から地方発送も可能です

店舗以外での購入方法

【通年】

◉コアラのお店 https://www.instagram.com/koarashop_yakumo/

◉八雲町情報交流物産館「丘の駅」 https://lit.link/okanoeki

【イベント出店(例年5〜11月)】

◉はぴあ産直市 https://r.goope.jp/sr-01-013462s0001/

◉味菜工房日曜市 

今回もご覧いただきありがとうございました。

「八雲の魚を、もっと身近に感じてほしい」そんな高木さんの想いが詰まった商品をどうぞ味わってみてください。

今後も八雲町の気になるお店やスポットを紹介していきますのでお楽しみに!

※2025年4月22日取材。商品の価格などの情報は変更されている場合があります。詳しくは店舗にお問い合わせください。

過去の記事もご覧ください🎵

有限会社 ヤマタカ 高木水産

住所
〒049-3111 北海道二海郡八雲町住初町113
営業時間
月〜金曜 9:00〜16:00
定休日
土、日曜日
電話番号
0137-62-2527

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